卓球台

卓球台は経年による反り返りを防ぐために3層構造になっており、真ん中の層には細長い板がフローリング床のように横の継ぎ目をずらして配置されている。

卓球台は元々緑色をしていたが、タモリの「卓球はネクラ」という発言を受けて日本卓球連盟が卓球のイメージチェンジを図り、現在の青色の卓球台を製作。1992年のバルセロナオリンピックにこの青色の卓球台が使われたことから世界中に広まり現在に至る。

ユニフォーム・シューズ

卓球のユニフォームは、上が襟付でポロシャツに類似した形状のものやTシャツ状のもの、下はハーフパンツ・スカートが基本である。日本国内の公式試合で使用が認められるのは日本卓球協会の公認品のみで、その表示が義務付けられている。非公認品や打球したボールが見えにくくなるなど試合の妨げとなるデザインがされているものは使用不可である。

事前の確認が必要であるが、個人がデザインしたユニフォーム、前述の要件を満たせば使用可能である。2007年1月に行われた全日本卓球選手権では、四元奈生美選手がワンショルダーとミニスカートという斬新なユニフォームで試合に出場し、注目を集めた。

かつてのユニフォームは単色のポロシャツ形状のものが多かったが、近年はテニスやバドミントンと似た素材・デザインで軽く撥水性が向上したものが多い。ショーツは股下が短いものが多く女性に不評であったが、近年では男性用でも太ももにかかるくらいのものが増えている。また、アンダーシャツやスパッツの着用も認められている。

シューズに関しては公認に関する規定が無いので、体育館シューズとして作られたものなら何を履いてもよい。

台上技術

守備的技術が多く、いずれも台上で球を処理する技術である。

ツッツキ
台上での小さなカットはツッツキと呼ばれる。レシーブなどで使われる。ミスするリスクが少ないが、相手の3球目攻撃を受ける確率が高い。しかし、技術次第では横回転を入れたり、長短の変化をつけたりすることでミスを誘うこともできる。
ストップ
主に相手の短い下回転系のボールに対し、相手コートに2バウンド以上するように小さく返す打法。低いストップに対しては物理的にドライブが打てないため、防御技術として有効。しかし浮いてしまうと相手のチャンスボールとなる。上級者のレシーブに多い。
プッシュ
押し出すように打つ打法で、主にペンホルダーのバック側の攻撃に使う。シェークハンドのバックハンドに比べて威力を出しにくいが、やり方によっては同等以上に打ち合うこともできる。
フリック(払い)
相手のショートサービスまたは台上の球に対して、台上で前進回転を与えて払うように返球する打法のこと。リスクは高いが、レシーブで直接得点を狙うこともできる。技術が向上すれば台上強打ともいえるスピードのある打球を打つことも可能である。
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