日本式ペンホルダー
グリップ部に主にコルクが使用されている。主に片面のみにラバーを貼る。ブレードの形状から角型、楕円型、丸型などに分けられる。日本、韓国などに使用選手が多い。いわゆる反転式のラケットはこの日本式ペンホルダーのうち、反転しても持ちやすいように設計しているものを指すことが多い。日本式では、独特の打球感と弾みから檜単板が人気だが、日本国内にて質の良い檜が減少し、高品質の檜単板が少なくなってきている。それに伴い、檜単板ペンホルダーは価格の高騰化も進んでいる。
中国式ペンホルダー
シェークハンドの柄を短くしたような形状をしている。ラバーを両面に貼る選手が多い。最近では王皓、馬琳などの中国選手が裏面打法を取り入れたペン両ハンドドライブ型を完成させ、世界トップレベルで実績を残している。中国式では、ブレードの形状・厚さがシェークハンドと同じものが多く、近年においてはラケットに特殊素材を用いるようになった。
    ハンドソウ
拳銃を握るように持つタイプのラケット。その握り方から「ピストルタイプ」「ピストル型」と呼称されることもある。曲がるドライブが打ちやすいといわれるが、使用している選手は非常に稀である。グリップの特性上、サービスに変化をつけるのが難しい。フォア面あるいはバック面を異質にする選手はさらに少ない。
単板
単板はその名の通り一枚の檜板から作られ、吸い付くような独特の打球感が得られる。木目を縦横に組み合わせて耐久性を上げられる合板に比べて割れやすい欠点がある。従って板厚を大きくする必要があり、ラバーを両面に貼るシェークハンドでは重くなってしまうためあまり作られない。また特性が板材の質に影響されるため、同じ種類のラケットであっても品質のばらつきが大きいが、高品質の檜を使った単板ラケットは独特の打球感に加えて反発力と剛性のバランスが良いため、特に角型ペンホルダーのドライブ主戦型選手に人気がある。そのため、高品質の檜単板を求めるプレイヤーの中には、特注ラケットを購入するケースも見られる。
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