用具規定

卓球台の上面は長さ2.74m、幅1.525mの長方形で、地面より76cmの高さに水平に位置する。台の長辺に垂直に張られたネットによって、台は2つのコートに等分される。ネットは台から15.25cmの高さに吊られ、台の両端に取り付けられたサポートによって支えられる。ボールは直径40mm、重さ2.7gのセルロイドまたは同質のプラスチック製で、色は白またはオレンジでなければならない。

試合進行

1試合は2001年9月1日より、各ゲーム11点先取の7ゲーム制(4ゲーム先取)、5ゲーム制(3ゲーム先取)、または3ゲーム制(2ゲーム先取)で行われる。大会形式としてはトーナメント戦が多い。 10対10になったときはデュース(10対10はテンオールと呼び、11対11以降をデュース)と呼ばれ、先に2点差を付けた方が勝ちとなる。フルゲームになった際は、どちらかの選手が5ポイントになった時点でチェンジエンド(コートを交代すること)が行われる。

試合では最初に練習打をし、次にラケット交換(相手のラケットを確認する)とコイントス(日本の場合、ジャンケン)を行う。コイントスに勝った選手は、「サービス」「レシーブ」「コート」のいずれかを選択することができる。負けた選手は、残った選択肢の中から選ぶ。

サービスは2本交代。ただしデュースのときは1本交代になる。サーバーはラケットを持っていない手(フリーハンド)の手のひらからほぼ垂直に 16cm以上投げ上げ(台の下から投げてはいけない)、落ちて来るところをラケットによってエンドライン(台の後方)から打球し、まず自分のコートにバウンドさせ、次にネットの上を越して、相手のコートにバウンドさせなくてはならない。サービスがネットに当って相手のコートに落ちた場合は、「ネット」(前まではレットであった)といい、やり直しになる。それ以外の場合は、サービスミスになり、相手の得点になる。また、サーブをするときには、ボールを選手の体やユニフォームで相手選手から隠してはならない。

サービスされるか返球されるかして自分のコートに返球されたボールは直接、またはネットに接触した後に、相手のコートに落ちるように返球しなければならない。これが出来なかった場合、相手の得点になる。ボールを自分のコートで2バウンドさせたり、ボールを自分の体に当てたりラケットに2度続けて当てたりしてはならないが、ラケットを持つ手の手首よりも先(指など)にボールが当たったり、ラバーに当たらずに相手のコートに入った場合は有効である。相手が打ったボールが自分の台にバウンドする前に、台の方向に向かって飛んでいるボールを台上で、直接ラケットや体に当ててはならない。

台上でのボレーは禁止。ボレーをすると相手の得点になる。

1ゲームが終わったら、チェンジエンドして次のゲームに入る。次のゲームでは、前のゲームで最初にレシーブをした選手からサービスを始める。

ダブルスの場合、サービスはサーバー側コートの右半面からレシーバー側コートの右半面へと、交差するようにバウンドさせなければならない。ダブルスは、ペアは交互に打ち、サーブ権が相手に移動するとサーブをしていなかった選手がレシーブをすることになる。

1ゲームが開始より10分が経過しても終わらない場合に適用され促進ルールが規定されている。

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